今回は、ちょうさ組立のお話し。
普通たいてい、ちょうさの組立は、こんな風に八幡神社の太鼓納屋で行うのが一般的です。
こちらは、桜町・・・じゃなかった、奥河町です。布団の枠は白いんです∠( ゚д゚)/
組み立てたら、各々、自分の町まで運びます。
本町や中村町などは、布団の部分だけ町民館などで組み立てて、太鼓納屋でドッキングするパターン!
そして、自分の町まで運んでいきます。
一方、戎町はというと――、
町民館横の避難タワー(通称:タスカルタワー)下で組立。
屋根があるし電源もあるしで便利な場所です。
かつては、戎町ちょうさの実家ともいえる「谷屋」で組み立てていたそうなのですが、タワーの下の方が開けているし雨露しのげるということで、近年はもっぱらココ。
昔ながらのやりかたで、谷屋の前で組み立てようという声もきかれます(゚∀゚)
ただ、タワー下での組立が理にかなっているなと思うのは、ちょうさの構造にあるかもしれません。
というのも、戎町は欄間があるため、屋台の天井が吹き抜けではなく、布団を乗せるために外側から人が乗り込む必要があり、梯子をタワーに架けて乗り込みます。←ここ大事
天井がない町のちょうさは、内側から乗り込んで積み上げたり、組み立ててから乗せるという方法をとっているところも。いずれにせよ、布団と屋台を繋ぐために、人が乗り込まなければならないのは、ちょうさ共通の手順で、屋台へのダメージを最小限に抑える工夫といってよいでしょう。
他方、天井のある町の西新町や奥河町(※戎濱除く)も戎町と同じでありますが、奥河町は素で布団に梯子を架けてしまうワイルドさ!!Σ(・∀・;)
しかも、大人が二人くらい乗り込んだりするので、丸桁にヒビがあるのはそのせいだと思うよ・・・(汗)
とまあ、組み立て方ひとつとっても、各々町の性格とか雰囲気が現れていて面白いものです。
和気あいあいと時間をかけて組み立てる町・・・、さっと組み立てて後は太鼓を叩きまくっている町・・・、基準などないので良し悪し語るつもりはないのですが、擬人化キャラの性格付に大いに参考にさせていただいておりますので、今後とも、祭りの際は、組立のお邪魔をさせていただきたく、よろしくお願いいたしますm(__)m